講演会報告

富士山噴火と南海トラフ

 令和元年9月29日(月曜日)静岡県男女共同参画センターあざれあにて、

地球科学者の鎌田浩毅京都大学教授をお招きし「富士山噴火と南海トラフ」と題する講演会を開催

致しました。官公庁、法人、一般、合わせて約350名の皆様にご参加を頂きました。


 プレ講演では、永野海弁護士が「東日本大震災に学ぶ 静岡の災害への備え」として東日本大

災の惨状を説明して頂きました。児童74人が犠牲になった大川小学校の遺族の声などを聴衆に届

け、静岡県民に対し地震への備えや避難手順などについて、「科学的な知見を学び、どうしたら大

切な人の命を守れるかを自分の頭で徹底的に考えて欲しい」と呼びかけました。

 鎌田教授は「西日本大震災はおよそ15年後に起き、東日本大震災より1桁大きい

害が出ると考えて備えて欲しい」又、南海トラフ地震について過去のデータに基

づき「2035年 ±5年」に起きる恐れがあるとの仮説や、死者32万人、

被害額220兆円という被害想定を紹介し「日本の国を破滅させるかもしれない

害が必ず来ると認識してほしい」と危機意識を具体化させる重要性を強調し、

富士山噴火の見通しや自然の恩恵についても解説して頂きました。


この度、弊社主催の講演会へ御参加頂きました皆様に御礼を申し上げます。


令和元年10月1日の静岡新聞にて掲載されました。記事はこちら。